プチプチ専用の包装テープ「NO.335PE」の剥がれやすさを試す (2)

最高時速20kmになった電動キックボードにのってみる

こんにちはドルフィンシステム福島です。

2023年7月1日に施行された改正道路交通法により、今まで原付扱い or 実証実験中だった電動キックボードが「特定小型原動機付自転車」という創設された車種になりました。

これに伴い、

  • 運転免許なしで運転可能
  • 16才以下は禁止
  • ヘルメットは努力義務
  • 最高速度は20km/h
  • 歩道走行モード(6km/h)なら歩道走行も可能

という以前よりも気軽な乗り物に進化しました。


改正道路交通法対応の電動キックボード

都内であれば電動キックボードは購入する人よりも、LUUPでレンタルしていることが多いと思います。

ちょうど近所のLUUPステーションに行くと、改正道路交通法に対応した機種がありました。


下図の左が新しい機種で、右側が旧機種です。

新しい機種はコンパクトサイズの新しいナンバープレートが付いていますが、右側の旧機種は原付と同じナンバープレートが付いています。古いナンバープレートは車体幅よりも広くぶつかって端っこが曲がっていることが多かったのですが、新しい方はコンパクトなナンバープレートになってそのようなことは無くなりそうです。


またミラーも搭載しなくて良くなったので、新機種には付いていません。

個人的には、車道を通る際にチラチラみていたのでミラーはあっても良かったかと思います。

スマホホルダーも上下から押さえる形に更新されました。

以前のホルダーはネジで締めて押さえるタイプだったのですが、走っている間にネジが緩んできたり、ネジがカチャカチャうるさかったので改良されています。

改正道路交通法では、時速6km/hで走行するのであれば歩道走行も可能になっています。

新しいLuupは、時速6km/hのリミッター付きの歩道走行モードに対応していて、停車時にボタンを押して切り替えます。

"6km/h"と書かれたボタンを押すと切り替わる。


実際に乗ってみて

早速乗ってみました。

  • 今までの最高時速15km/hだと、
  • ゆっくり走っている自転車なら追い抜ける
  • 普通の速度の自転車は追い抜くのに躊躇し
  • 早い速度(普通の男性レベル)なら軽く追い抜かれる

という速度でした。

それが時速20km/hになり、

  • 普通の速度の自転車でも追い抜けますし
  • 大きな交差点で渡りきれないかも?

という事はありませんでした。

時速6kmの歩道走行モードは、遅すぎて違和感がありました。あれなら通常の速度で車道を走った方が良さそうです。ゆっくりとした電動キックボードで歩道を走るのはなんだか気恥ずかしさを感じました。


最高時速が20km/hになったのは減収要因?

電動キックボードの、最高時速が15km/hから20km/hになって移動に費やす時間が短くなります。

ユーザーにとってはメリットですが、Luupのような電動キックボードを時間貸ししている事業者にとっては、高速になれば貸出時間が減少し減収となります。またバッテリーへの負荷も高まると予想されるので、メンテナンスコストも上昇するでしょう。

で、実際に減収となるのかどうかを調べてみました。

最高時速15km/hと20km/hで同一ルート(約2.1km)をほぼ同じ時間に乗った時の乗車時間と、料金の一覧が下表です。

ちょっとデータが少ないですが、

7/1以降で料金が87%, 乗車時間が83%

になりました。高速化の恩恵ですね。

改正道路交通法を引き金になってユーザが増えれば良いですが、増えなければ事業者側は10%程度減収するかも知れません。客単価は確実に落ちそうです。

日付
料金 (円)乗車時間(分)
料金平均時間平均
7月以降
230
222.5
12
11.5
21511
6月以前
275
257
15
13.8
24513
24513
26014
26014

以上、ドルフィンシステム福島でした。


コメント