営業電話を撃退して生産性を向上させる

こんにちはドルフィンシステム福島です。

今日はSDRとは直接関係は無いですが、生産性を向上させた話題をお送りします。


1ヶ月に着信している迷惑電話の数

ところで、1ヶ月に営業電話と称する迷惑電話がどのくらい着信しているかご存じですか?

なんと、ドルフィンシステムでは着信した電話の50%以上が迷惑電話でした。


信じられますか?


一件一件応対するだけで、どれくらい仕事が邪魔をされたのか。

再度集中するまでにどれくらいの時間を費やしたのか。


下表が、2018/03/14~2018/04/17の約1ヶ月間の集計結果です。

clip_image001


カーネギーメロン大学ヒューマンコンピュータインタラクション研究所の研究によれば

「いったん気が散ると元の集中力を取り戻すのに25分もかかる」

とされています。

「フロー状態に入るには通常15分の精神集中過程が必要」

とも言われています。


SDRと取り入れて生産性を向上させても、一本の迷惑電話でそれもおじゃんです。


というわけで、今回は営業電話を撃退してます。


トビラフォン導入

ドルフィンシステムでは、トビラシステムズ株式会社が提供しているトビラフォンというサービスを利用しました。


トビラフォンは、電話回線と電話の間に付けるアダプタで、自動的に迷惑電話を着信しないようにするサービスです。


アダプタは、着信した番号をインターネット上の迷惑番号データベースで照合して、迷惑電話だったら応答しない(発信者からすると誰も出ない状態)にしてくれます。


なおナンバーディスプレイ契約が必要です。

ちなみにトビラフォン入りのFAXや電話機、スマホ用のアプリもあるようです。


clip_image002


振り込め詐欺対策で自治体が購入して希望する高齢者に配布している事例もある。


clip_image003

※トビラフォンHPから引用


購入と設置

トビラフォンのページから購入できます。今回購入したのは、LANモデル。


初回は、1年間サービス料とアダプタ代金の合計で9800円

翌年からはサービス料の年間3600円だけで利用できます。


clip_image004


購入した翌々日には到着。


設置は簡単です。


アダプタに、ACアダプタ、ルータからイーサネット、あとは既存の電話回線の間に挿入するだけ。

あとは何もしないで勝手に拒否してくれるとのこと。


早く迷惑電話がかかって来て拒否しているところを見たいのですが、そう都合よくかかってきません(笑)


image


というわけで放っておくと、いつの間にか迷惑電話が拒否されてました。

かかってきても音が鳴る訳ではないので、かかってきたことを意識しません。


こりゃすごい。

clip_image005


では実績はどうだったのか?

導入前、一番心配だったのは、本当に拒否されるのか?というところです。

営業電話を掛けてくる会社は数知れず、ぜんぜん拒否されなかったらどうしよう・・・

本当に迷惑電話データベースは信用できるのか?いちいち手動登録しなければならないのか。


心配事は、いろいろありましたが、


付けた途端に静かになりました。


着信履歴は、トビラフォンの管理画面で見ることができます。

clip_image006


これは典型的な一日の例。約半分が迷惑電話です。

clip_image007


ひどい一日の例。着信したほぼすべてが迷惑電話。

clip_image008


こちらが実績の詳細。


迷惑電話のすべてを拒否されませんでしたが、約90%を自動で遮断してくれました。


迷惑電話が着信してしまっても、拒否設定はアダプタの上下ボタンで着信番号を選んで「拒否」ボタンを押すだけ

使い方を覚える手間もほとんど無く、楽々です。


image


まとめ

仕事に集中しているとかかってくる営業電話。

「○○の代理店の○○と申しますが、インターネットのご担当者様いらっしゃいますか?」

「○○の○○と申します。採用のご担当者様いらっしゃいますでしょうか?」

「こちらは○○というものを取り扱っていまして、○○でも採用されており~うんたらかんたら」


もう頭にきますよね。


どうせ断るだけなのに電話に応対しなければならない苦痛。


変な電話に邪魔されたイライラ。


別の人が電話に出てくれたとしても、着信音は聞こえると集中がきれます。


先の表にあるように、迷惑電話は1ヶ月あたり約50件で迷惑電話率約50%でした。

これを12倍すると年間で600件です。

1件の応対に1分かかったとして、600分!なんと迷惑電話対応に年間10時間です!


再度集中するために必要な時間を15分として計算すると、

600回*15分=9,000 分 = 年間150時間!!


狭い事務所で2人が反応してしまったとすると、のべ年間300時間!


これが3600円で回避できるのですから、安いものです。

それも月額じゃなくって年間ですからね。


のべ300時間の集中機会損失が年間3600円で回避できるんですよ。


トビラフォンは、つけたその日からものすごい効果がありました。

全くといっていいほど、迷惑電話がなりません。


静かになりました。


営業電話・迷惑電話がかかってきている場合は、だまされたと思ってトビラフォンを導入をしてみてください。


私たちドルフィンシステムは、今回ご紹介したような試みも繰り返しながら、できるだけ生産性を高めてSDRシステムの開発を行っており、お客様の要望に応じた最適な無線システムを提案しています。


SDRを用いた無線システムのご要望はドルフィンシステムへ。


以上、ドルフィンシステム福島でした。


P.S.

実は、ドルフィンシステムでは以前に電話営業サービス会社と契約をして電話営業を行ったことがありました。

今回の試みを行ったことで、過去に社会に対して大きな損失を与えていた事が分かりました。

心からお詫び申し上げます。

コメント