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こんにちはドルフィンシステム福島です。
頼み方一つで変わってくる心理学
ドルフィンシステムではUSRP等を使ってSDRの実験もしていますが、「これは使えそう」というものを見つけたら、すかさず実験をしています。
心理学で「カチッ・サー効果」というものがあります。
「頼み事をする際に、もっともらしい理由を付けると承諾してくれる確率が高くなる」
というものです。
ハーバード大学のエレン・ランガー博士が実験で明らかにした心理現象で、
「コピー機の順番待ちの列の先頭の人に頼んで先頭に割り込ませてもらえる確率」
を検証した実験で明らかになりました。
割り込ませてもらえた確率 |
頼み方 |
60% |
「すみません、5枚なのですが、 |
94% |
「すみません、5枚なのですが、 |
93% |
「すみません、5枚なのですが、 |
※wikipediaより引用
この表のように、ただ単に依頼するよりも、もっともらしい理由を付ければ承諾してくれる確率が上がるのです。
多くの人はいきなり頼まれると、意外と適当に受け答え(自動化された行動)をしているようです。
ドルフィンシステムでも実験してみました
早速実験してみました。
ドルフィンシステムが入居しているビルの1Fには集合ポストが設置されています。
ここで問題になるのは「チラシ」。
皆さんの自宅でも入っていませんか?
夕方に数枚入っているチラシ。
「弁当やピザの宅配」・「水道の工事」・「不要品引き取り」・「マンション・建売住宅」などなど
ポストの近くにチラシを捨てる用のゴミ箱が設置されていればいいのですが、このドルフィンシステムのビルには無し。
仕方ないので、毎日オフィスまで持って行って捨てています。
チラシの間に、重要な書類が入っていたりしていて、間違えて捨てそうで怖いんですよね。
というわけで、今回は「カチッ・サー効果」を使って、チラシを撃退してみます!
チラシを撃退する
集合ポストに、メッセージを貼り付けました。
「荷物が来るので
チラシ入れないで
下さい。m(_ _)m」
特に何も工夫せず、ポストイットにサインペンで走り書きをしてセロテープで貼り付けました。
これで終了。
チラシは撃退できたのか?
メッセージを貼り付けて10日間、剥がして10日間、再度メッセージを貼り付けて10日間にポストに投函されたチラシの枚数で比較してみました。
では驚愕の結果を。。。
もう明らかですね。
何の変哲もないメッセージを貼り付けただけで、一日平均約2枚入っていたチラシが→0.2枚に激減。
「カチッ・サー効果」の威力を目の当たりにしました。
掲示 |
調査期間 |
枚数 |
枚/1日 |
あり |
20日 |
4枚 |
0.2枚 |
なし |
9日 |
17枚 |
1.89枚 |
以上、ドルフィンシステム福島でした。
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