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こんにちはドルフィンシステム福島です。
8月に入って以来、毎日暑い日が続いております。
いかがお過ごしでしょうか。
LabVIEW本体とNI-USRPのバージョン適合について
LabVIEWでUSRPプログラミングをする場合に必要なツールは、
- 開発環境本体のLabVIEW
に加えて、
- NI-USRPというUSRPプログラミングパッケージ
(プログラムに必要な関数やUSRPのデバイスドライバが一緒になったもの)
をインストールする必要があります。
NI-USRPは毎年バージョンアップされバグフィックスや新しいハードウェアサポートが追加されるので、最新のUSRPを使うためには最新のNI-USRPをインストールする必要があります。
またNI-USRPと開発環境のLabVIEWのバージョンは対応しているバージョンが決まっていて、お互いにサポートしているバージョンを合わせる必要があります。
たとえば2022年8月現在、最新のNI-USRP 21は、LabVIEW 2018, 2019, 2020, 2021に対応しており、過去のLabVIEW 2017等では使用することが出来ません。
このサポート状況は、NI-USRPのReadmeに書かれています(下図)。
下図を見ると、USRP X410はNI-USRP 21でのみサポートされていますので、X410を使用するためにはLabVIEW 2018以降が必要と読み取ることが出来ます。
NI-USRP 21.0 Readme (September 2021)
https://www.ni.com/pdf/manuals/374760aa.html
適合しているハズが異常?な場合
上記NI-USRP 21のReadmeを見るとLabVIEW 2018で動作するようですが、実際にインストールしてみるとおかしな現象が発生しました。
まず下図が正常な場合。NI-USRP付属のサンプル(NI-USRP Simple Streaming)を新規作成するとプロジェクトエクスプローラーにUSRPが表示されています。
下図がおかしな場合。既に作成してあるサンプルプロジェクトを開くと、プロジェクトエクスプローラーにUSRPがありません。LabVIEW 2018にはLabVIEW FPGAもインストールしてあるので、問題ないはずですが・・・
LabVIEW 2018 + NI-USRP 21.0.2
Rx Streaming (Host).viを開くと、一部のファイルがロードできません。
プロジェクトを新規作成すると、下図のようにエラー。
LabVIEW 2018にNI-USRP 20をインストールしたら正常に使用することが出来ました。
どうもLabVIEW 2018とNI-USRP 21は相性が悪いようです。
まとめ
- LabVIEWでUSRPプログラミングするにはNI-USRPをインストールする必要がある
- NI-USRPのバージョンによってサポートしているUSRPが違う
- NI-USRPのバージョンによってLabVIEWのバージョンを合わせる必要がある
- LabVIEW 2018とNI-USRP 21は適合しているハズだが、動作しなかった
Readmeが間違っているのか私の環境が悪いのか原因究明までには到りませんでしたが、LabVIEW 2018とNI-USRP 21は相性が悪いようです。
以上、ドルフィンシステム福島でした。
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