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こんにちはドルフィンシステム福島です。
先週、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)から画期的なニュースリリースが発表されました。
「世界初、量子コンピュータを利用した屋外多数同時接続実験に成功」というこの成果は、通信技術の未来を大きく変える可能性を秘めています。
革新的なハイブリッドシステムの誕生
この実験で注目すべきは、量子コンピュータ(量子アニーリングマシン)と従来のデジタルコンピュータを組み合わせた独自のハイブリッドシステムです。
NICTが開発したこの新しいアルゴリズムは、以下の特徴を持っています:
- 量子アニーリングマシンを組合せ候補のサンプラーとして活用
- マイクロ秒オーダーでの高速処理
- 古典コンピュータによる事後処理(NICTの独自技術)
- 限られたサンプル数でも高精度な解を導出
最適化された役割分担
単なる二つの計算機の接続ではなく、各計算機の長所を最大限に活かすよう設計されています。この工夫により、組合せ最適化問題を含む様々な信号処理の問題に適用可能となりました。
実環境での実証実験
本システムの真価は、計算機シミュレーションだけでなく、実際の屋外環境で送受信を行い実証したことにあります。これにより、理論だけでなく実用性も証明されました。
弊社の貢献
ドルフィンシステムは、このプロジェクトにおいて重要な役割を果たしました:
- 端末局および基地局部の開発
- 基地局が受信したデータを量子アニーリングマシンに引き渡す部分の担当
- USRPを用いた端末局と基地局の構築
- LabVIEWを使用した開発環境の整備
今後の展望
この成功は、5G/6G時代の無線通信システムにおける大規模な同時接続の実現に向けた重要な一歩となります。弊社は、今後も最先端の通信技術開発に積極的に参画し、情報通信技術の発展に貢献してまいります。
量子コンピューティングと従来のデジタル技術の融合が切り拓く新たな可能性。ドルフィンシステムは、これからも革新的な技術開発に挑戦し続けます。
以上、ドルフィンシステム福島でした!
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