皆様、こんにちは。
ドルフィンシステム福島です。
AIを使ったソフトウェア開発が急速に広がってきています。
私自身も、ChatGPT→GitHub Copilot→Codex→Claude CodeというふうにAIツールを移り変えていく中で、以前なら自分でコードを書いていたり考えていた作業の大部分をAIに任せるようになりました。
確かに便利で開発速度も上がりました。
しかしAIを使って開発が楽になったはずなのに、私は怖くなったのです。
今までなら何日も何時間も掛けて調査し、設計しコーディングをしていたことも、今では少しのプロンプトと参考情報を与えたら、直ぐにそれが実現されます。
「AIは間違えるから・・」というのもここ数ヶ月で格段に減りました。ハルシネーションもAIを使わない言い訳にならなくなるほど減りました。
率直に言って、人間のハルシネーション(勘違いや物忘れ)、判断の遅延の方が問題になりつつあります。
はぁ。
既に変わったソフトウェア開発
本当にここ数ヶ月の進化はものすごく、ソフトウェア開発という仕事自体が変わりつつあります。
例えば「OpenAirInterface (OAI)」という5G/6GのRANやコアネットワークをオープンソースで実装しているプラットフォームがあります。
ついこの間まではOAIをセットアップするだけでも一苦労で、それなりのノウハウが必要とされていましたが、今ならUbuntu LinuxをインストールしたPCを用意すれば、あとは勝手に各種ビルドやセットアップも自動で行ってくれます。
ドキュメントに含まれていない最新の変更も、過去ログを読んで自前で解決できるくらいになっています。
また信号処理のシステムも参考情報や論文などを与え適切なプロンプトと方向性を与えたら、あとはいくつかのやり取りをしていくだけで、ある程度まで完成することが出来ました。
もの凄い処理能力だ、としか言いようがありません。
ひぃっ。
自分の価値はどこにあるのか?
AI失業という言葉があります。
AIに仕事を取られるという意味で「ギュられる(シンギュラリティにやられる)」という言葉もあります。このAIに仕事を取られるという意味では、以前私が時間を掛けていた作業の90%はAIが実行してくれています。AIが仕事を代替した、という意味では概ね以前の私は失業状態にあります。
AIの利用コストは格段に低く、月間数万円も支払えば個人でも小さな会社でも存分にパワーを活用することが出来ます。とってもお安く強力な援軍が来てくれます。これは嬉しくもあり恐ろしいことで、私が使えるAIは競合も顧客もまだ見ぬ人も使えます。
ふと、自分の価値はどこにあるのだろうか?と思う。
これまでの私は一作業者としての側面が強く、調査や実装に多くの時間を掛けていました。
しかしAIをフルに使うようになったことで仕事の重心が変わり、一作業者から、プロダクトマネージャー兼マーケティング兼営業になったような感覚です。
今までの「コードを書くこと」という価値から、かなり別のところに移っていると感じます。
- 顧客が本当に必要としているものは何なのかを考えること
- RFや5G、USRP、信号処理について蓄積してきた知識を使って、AIが出してきた結果が妥当なのかを判断すること。
- 実際のハードウェアで動かし、問題があれば原因を切り分け、最終的に製品として成立させること。
そして出来上がったものに対して最終的な責任を持つこと。
少なくとも今は、強力な援軍を使いながら自分たちが提供していけることを追求したいと思います。
と、ここまで書いてきて後半は随分きれいにまとめちゃったなと思います。
が、仕方ありません。
P.S.
この文書は自分で書いています。

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