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NI-SCOPE でデジタイザから簡単にデータ取得するには "niScope 読み取り(多態性)" 関数を使用します。
で、この関数から取得できる値の種類は2つ。クラスタと WDT です。それと共通して取得できる情報として ”波形情報” があります。
波形情報
波形情報には、取得したサンプル数やオフセット値など、取得した波形データに関する情報が格納されています。
クラスタで波形を取得
"niScope 読み取り(多態性)" でクラスタを選択すると、波形をクラスタの形で取得することが出来ます。このクラスタの中に double 配列の波形データが入っています。
で、このクラスタの中身はと言うとこの画像のように、初期値X, X増分, 波形(double 配列) になってます。
とりあえずデジタイザのデータを double 配列で取得したい場合は、このようにすれば良いでしょう。
WDT で波形を取得
"niScope 読み取り(多態性)" で WDT を選択すると、取得した波形を ”波形” の形で取得することが出来ます。一体何を言っているのかよく分からないかもしれませんが、LabVIEW のデータタイプ(?)の一つに ”波形” と言うものがあり、”波形関数” を使用することでスケーリングをしたり、ただの double 配列ではめんどくさい処理を簡単に行なう事ができるデータタイプです。
こんな形のデータ。実際の波形データはクラスタと同じく double の配列。
タイムスタンプもついているので、取得した時間もばっちり記録できますね!!(とは言っても msec オーダーだけど)
こんな感じにすれば double の生データを取得可能。
波形とクラスタの使い分け
クラスタの場合は最終的に double 配列の形で欲しいときに使うと良いと思います。分かりやすくて簡単ですし。
逆にその波形を色々加工したい場合には ”波形” が良いんじゃないでしょうか。
例えば、
正弦波を取得しそれをパルスに変換する。そしてパルスを反転させる
という簡単にできそうだけれど、意外とめんどくさい処理をする場合は ”波形” がベストな選択です。
例えば、
正弦波を取得したら "アナログからデジタルへ変換関数" を通すと、正弦波がデジタル信号に変換されます。この出力を "デジタル反転関数" に接続すると、この画像のように反転することが出来ました。
いかがでしょう?波形の形にしておけば、波形の比較や検索、連結などなどの便利な機能を使う事が出来ます。
安直に double する前に "波形パレット” の波形関数を見てみる事をお薦めします。
まとめ
- 波形情報に、取得したデータの状況や個数などの情報が含まれています。
- クラスタの形でデータを取得して、バンドル解除で "波形" を取り出すと double 配列の生データを取得できます。
- ”波形” の形でデータを取得しておくと、波形に対しての操作が楽々できます。
以上、ドルフィンシステム福島でした。
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