ML110 G7 のファンを工具使わずに交換する

ML110 G7 という HP の低価格サーバ(1万円ちょっと) を購入したのは良いけれど、筐体のファンが高速回転してしまってとてもうるさい。
で、先人達は BIOS だましダミーコネクタ自作などをしてますが、当方にはコネクタも工具もほとんど無い。
独楽日記 HP ProLiant G7 ML110 静音化[PC]
SEA SIDE SHE SIDE hp ML110 G7ファン静音化
というわけで、今回は一般には特殊な工具を使用せずに BIOS だましダミーコネクタを作成しました。
 

■ 必要な部材

今回私が購入した部材です。
ML110 G7 に最初から搭載されているファンはそのままはずしておいて置くため、新たにフロント用・リア用のファンを購入。
BIOS だましコネクタとして共立エレショップから QI ケーブル4本(失敗しそうな場合は多めに買っていても良いかも。1本85円だし。)
4ピン電源からファンの電源を取るので、ファン用電源分岐ケーブルを1つ購入。本当はファンの数に合わせて2本必要だが、リア用ファン UCTB9 には気の利いたことに分岐ケーブルが入っているので、ここでは1本だけ購入。
絶縁テープは、ダミーコネクタの絶縁に必要です。

メーカ
型番
数量
交換用フロントファン
AINEX
CFY-80S
1
交換用リアファン
Enermax
UCTB9
1
コネクタケーブル
共立エレショップ
4
ファン用電源分岐ケーブル
AINEX
CA-03P
1
絶縁テープ
3M
EL-12
1

 

■ 行なう事の概要

ML110 G7 のファンコネクタのダミーコネクタを作ります。
共立エレショップの ミニQIケーブル2S-Z を購入するとこのようなケーブルが届きます。
clip_image001
2mm ピッチ 2ピンコネクタ圧着済み、で片方はむき出しになったケーブルです。
本来 6ピンボックスコネクタがあれば良いのですが、今回はこのケーブル2本で代用します。
clip_image002
左側の図のようにコネクタは下側3ピンをショートさせれば良いので、今回は右側の図のように2ピンコネクタを2つ使って、3ピン分をショートさせることにします。
clip_image003
■ ケーブルを加工する
で、この2組のケーブルを短めに切って1組のケーブルは2本むき出しにして、もう一組は1本だけむき出しにします。このとき写真右側のワイヤストリッパーがあれば簡単に被覆をむくことができますが、なければカッターでコロコロ転がして電線を傷つけないように被覆だけカットしてむき出しにします。
分かりやすいように、1本だけ使う方は赤い線をむき出しにしました。
clip_image004
カットできたら、この3本を撚って。
clip_image005
絶縁テープでぐるぐる巻きにします。接続しない方のケーブルも念のためテープで絶縁しておきます。
clip_image006
で、さします。こちらはフロント側。
clip_image007
こちらはリア側。
clip_image008

 

■ ファンの交換

ファンの交換作業は、他のブログを参照して下さい。
ちょっと見づらいですが、こちらが交換後の全体像。
clip_image009

 

■ 注意事項

もちろんピンの刺し間違えには注意。
あと交換したフロントファンを青いガイドにくっつけて筐体に差し込むときに、一番奥「カチッ」というまで差し込んではいけません。
もう二度と抜けなくなります(;。;)

以上、ドルフィンシステム福島でした。

コメント