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NI から新しい USRP が発表されました!
ドルフィンシステムでも入手でき次第、チャネルエミュレータや受信機などを実装していきますが、まずはその前に簡単にご紹介を。
今までのUSRPもLabVIEW と一緒に使用する事で、手軽に、本当に手軽に無線機プロトタイプを作ることが出来ましたが、どこかおもちゃ的な雰囲気とスペックが残っていました。しかし今度の USRP RIOは、今までの手軽さを残したままベースのスペックは最新のMassive MIMO にも耐えられる構成になっています。
- RF 2入力2出力、2x2MIMOに対応。
- ユーザがプログラムできるFPGA搭載
- 40MHz の帯域
- 50MHz~6GHz までの対応周波数
- ギガビットイーサネットに加えPXIe x4高速接続
に対応して、
なんと \725,000!!-
1台でRF 2入力2出力で位相同期しているので、もちろん 2x2 MIMO に対応。そして Kintex7 410T FPGA が搭載されていて、ユーザがプログラム可能です!
そうです、今までのUSRPにもFPGAは搭載されていましたが、システムが使用しているもので、ユーザがFPGAのリアルタイム性を活かしたアプリを作ろうとしても別途FPGAを用意する必要がありました。
下のブロック図を見て頂ければ分かるように、RF直下のADC, ADCとFPGAが直結しており、そのFPGAのプログラム可能です!
これで一番データ量が多く、処理に時間がかかる物理層の処理はFPGAに実装してしまえばいいですね。
ブロック図
RF スペック
NI USRP-2940R | 50 MHz–2.2 GHz |
NI USRP-2942R | 400 MHz–4.4 GHz |
NI USRP-2943R | 1.2 GHz–6GHz |
FPGA | Kintex 7 410T FPGA |
そしてこのRF帯域は 40MHz Full Duplex。
802.11ac ・・・・フルスペックには足りませんが、半分の半分で使用する事が出来ます(笑)
PCとの接続
今までの USRPでネックだったのがPCとの接続がGbEで 30MHz BW @16bit が転送の上限でした。しかし今度の USRP RIO は PXIe x4 (800MB/s) 接続があるので、
理論値 200MHz BW のデータレートに対応可能です。
PC 側に PCIe 拡張カードを挿入して接続して高速データ転送が可能です。
またPXIe シャーシに挿入する MXIe x4 モジュールもあるので、今まで通りのPXIe シャーシを中心に構築する事も出来ます。
このあたりの詳しいことはドルフィンシステムに問い合わせをして下さい。
DCオフセットも構成済み
データ取り時に発覚するDCオフセット(LOリーク)、スペクトラムの真ん中にちょこっとでているやっかいなヤツです。
しかし USRP RIO なら安心できます。出荷時に検査された DC オフセットの値が EEPROM に書き込まれているので、現場で戸惑うこともありません。
・・・多少はでるみたいですけれど。
リンク
Overview of the NI USRP RIO Software Defined Radio
http://www.ni.com/white-paper/52119/en/
Compare and Buy NI USRP RIO
http://www.ni.com/usrp/compare/usrp-rio/
※画像はNIから引用しました。
以上、ドルフィンシステム福島でした。
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