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LabVIEW でプログラムを作ってインストーラを作って納品する事もありますが、気をつけなければならないのがインストーラのサイズです。
LabVIEW ランタイムエンジン、RFSA ランタイムなどを含めていくとあっという間にインストーラが 500M, 700M になってしまいます。このままだとバージョンアップするたびに数百メガのインストーラをお客さんに送ってインストールしてもらうことに・・・
こうならないように、ライブラリ類とプログラム本体を分けてインストーラを作りましょう。
バージョンアップの時にサイズの小さなプログラム本体のインストーラを送れば済みます。
■ 手順
まず全体の手順です。特に難しいことはありません。
- プログラム本体のインストーラを作成します。追加のインストーラをすべてオフにすることで、LabVIEWライブラリを同梱したインストーラが作成されないようにします。
- 別途ライブラリを使用したダミーVI を作成し、このインストーラがLabVIEWライブラリインストール用のインストーラになります。
■ アプリ本体のインストーラ作成
まずビルド仕様でアプリケーション(EXE)とインストーラを作ります。いつも通り普通に作って下さい。で、追加のインストーラを確認します。この例だと3種類使っているようですね。
使っているライブラリをメモするなどしたら、すべてチェックをオフにしてライブラリが同梱されないようにします。
プログラム本体のインストーラ作成作業はこれで終わり。
ビルドしてサイズの小さなインストーラになっていることを確認して下さい。
■ ライブラリ用のインストーラ作成
先ほど「追加のインストーラ」で確認したところ RFSA とランタイムライブラリが同梱されていました。ということは本体のプログラムはRFSAを使用していることになります。
そこで、次に RFSA をインストールするためのダミーVI を作成します。
RFSA を使っていればなんでもいいので、こんな簡単なVIでいいです。
そしたらこのVIだけのアプリケーション(EXE)を作成します。
次にライブラリインストーラ用のインストーラを作ります。本体アプリのインストーラを複製すると簡単です。
名前などを「~ライブラリ」という風に変えておくと分かりやすいですね。
ソースファイルはダミーVI のアプリケーションを選択します。
追加のインストーラを確認すると、本来インストールするべきライブラリが同梱されるようになりました。これでOKです。
あとはビルドしてサイズの大きなライブラリ同梱インストーラが作成されていることを確認して下さい。
■ 結果
結果として以下のようになりました。これでソフトのバージョンアップがあっても次からは12.9M のインストーラを送れば済みますね。
| 同梱 | 分割 |
本体 | 754M | 12.9M |
ライブラリ | - | 749MB |
合計 | 754M | 761.9MB |
以上、ドルフィンシステム福島でした。
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