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概要
USRP-RIOのフロントパネルにAUX I/Oコネクタが存在しています。
この2番ピンに外部トリガを入力すると、"Digital Edge"トリガとして使用することが出来、送信と受信を同じタイミングで行えます。
USRP-RIOで使えるスタートトリガの種類はこちら。
ハードウェア | NI USRP-2943R (40MHz BW) |
LabVIEW | 2015 SP1 |
NI-USRP | NI USRP 15.0 |
サンプルソフト | Simple USRP Streaming |
AUX I/Oに外部トリガを入れる
USRP-RIOのAUX I/Oを使うためには、GPIO Expansion Kitを購入する必要があります。
D-SUB 15pinなので自作しても良いですが、その時間も惜しいので購入します。
次にPPSを、GPIO Expansion Kitの2番ピンに接続します。
この写真では、クロック/PPS分配器のOctoclockのPPS出力から信号を引き出して、GPIOに接続しています。
USRP-RIOフロントパネルに接続する。
Digital Edgeで送受信する
次にサンプルの受信側、送信側の"Start Trigger"を"Digital Edge"にします。
実行してみると、このように先頭からデータを取得できています。
拡大すると40us程度で出力は落ち着いているようです。
さらに拡大すると17.5usで立ち上がっています。
Rx Start Triggerの時とは送受信の開始時間が違うようです。トリガの処理時間と経路差でしょうか。
Digital Edge時のタイムアウト時間について
Digital Edgeに限らずトリガのタイムアウト時間は、サンプルアプリ
- Rx Streaming (Host).vi
Tx Streaming (Host).vi
Tx and Rx Streaming (Host).vi
などでは、設定箇所はありません。ソフト内部でハードコードされていて、デフォルトで10秒です。
サンプルアプリをたどっていくと、
- Fetch Rx Data (U32).vi
- Write Tx Data (U32).vi
に行き着きますが、ここでタイムアウト時間が10秒と指定されています。
サンプルアプリUI側で設定箇所はなく、このVIに至るまでのVI階層でも設定されていないので、設定したい場合は、呼ばれているVI階層すべてで設定値を引き出す必要がありますね。
で、タイムアウトエラーが発生するのも上記2つのVIです。
以下は、Write Tx Data (U32).viですが、この中でFIFO WriteしているInvokeノードでタイムアウトエラーが発生します。
以上、ドルフィンシステム福島でした。
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