ソフトウェア制御のUSRPでマイクロ秒単位の送受信制御を行う

USRP-RIO GPIOケーブルを自作し複数台のUSRP-RIOを同期させる (2)

こんにちはドルフィンシステム福島です。

ドルフィンシステムでは毎年業務効率化をしていますが、今年度の効率化は「経理」!
10年近く会計ソフトを使ってきましたが、インストール版なので会社に来ないと使えないのです。自宅で仕事をすることもありますが、ちょっと経理データの確認をしたい時に出来ない。

クラウド版もあるのですが「銀行口座の取引データ取り込みにソフトのインストールが必要(Windowsのみ)」という謎システム。

このソフトは設計が古いのかクラウドの波に取り残されていて、クラウド会計サービスにどんどん顧客が流出しているようです。

時代に取り残されないように、ドルフィンも進化しなくては・・・。

というわけで、

ドルフィンシステムでは、一緒に働いてくれるエンジニアを募集しています!
SDRは急速に成長を遂げている最中で、弊社にも色々な話が入ってきていて、実績も上げています。
ご興味のある方はお気軽にご連絡ください!
件名に「採用情報」と書いたメールをinfo@dolphinsystem.jpにお送りください。
お待ちしています。


GPIOケーブルを作る

前回は、USRP-RIOのGPIOポートの使い方やGPIO Expansion Kitのご紹介をしました。
今回はGPIOコネクタを購入して、GPIOケーブルを自作します。
まず部材ですが、使うのは以下の2つ。

D-SUBコネクタ 15P オス (半田付けタイプ)
1ヶ40円也
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-00025/




D-SUBコネクタ用ケース(シェル) 15P
1ヶ100円也
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-00032/




部品自体はとってもお安い。

あとは、リード線や熱収縮チューブ、半田ごてがあれば作れます。

はい。で、私が自作してみたのが↓
3台のUSRP-RIO間で信号をやりとりするために、それぞれを結線しています。
Masterコネクタの同じピンにリード線を2本付けてさせRx, Txコネクタにつなぎました。これでMasterからRx, Txに同じタイミングでトリガをかけることが出来ます。
写真を見て分かるように、一応は繋がってますが、ちょっと頼りない・・・。


これを専門の業者さんに頼むと、↓のようにきれいに作ってくれます。


これをUSRP-RIOに接続すると、このような感じ。
これでシビアなタイミング合わせも完璧です!

まとめ

  • GPIOコネクタの部品は安く市販されている。
  • リード線で分岐することで、複数台のUSRP-RIOに信号を与えることが出来る。
  • 業者さんに依頼するときれい・堅牢に作ってくれる。

手作りでGPIOケーブルを作ることも出来ますが、手慣れた業者に依頼するのが時間も節約できますし確実です。
私たちドルフィンシステムは、お客様の様々な要望に答えられるような知見の蓄積・環境の構築を行い、最適な無線システムを提案していけるよう努力しております。

SDRを用いた無線システムのご要望はドルフィンシステムへ。

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以上、ドルフィンシステム福島でした。

リンク

The E3x0/X3x0 Front Panel GPIO
https://files.ettus.com/manual/page_gpio_api.html
GPIO Expansion Guide
https://kb.ettus.com/X300/X310_Getting_Started_Guides#Using_the_GPIO_Expansion_Kit_USRP.E2.84.A2_X300_and_USRP_X310

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