- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
こんにちはドルフィンシステム福島です。
GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?
歴史好きの子供が関ヶ原に行きたいとのことで、前日に名古屋泊で行ってきました。
早めの新幹線で時間があったので午後に、名古屋ではトヨタ産業技術記念館に行ってきました。
展示内容も難しくて子供もさほど興味が無いだろうから、
ささっと1時間程度で終わりかな?
と思いましたが、
いい意味で裏切られました。
知らなかったのですが、
トリップアドバイザーの「行ってよかった!工場見学&社会科見学」で
毎年のように1位
- JAL工場見学 Sky Museum
- サントリー山崎蒸留所
- リニア鉄道博物館
- 鉄道博物館
- カップヌードルミュージアム
などを抑えて堂々一位。
一体どういう所なのでしょうか?
記念館の建物は、創業者豊田佐吉氏が明治44年(1911)に解説した試験工場の建物を利用して作られています。
写真を撮るのを忘れましたが、レンガ作りの重厚な建物です。
館内は、「繊維機械館」と「自動車館」に大きく分かれ、「繊維機械館」では繊維産業の機械化の流れと、「自動車館」では自動車の開発当初から現在の自動車作りまでが展示されています。
(記念館HPから引用)
何がすごいって、展示と説明の本気度が違います。
いままで私が見た博物館の展示品と言えば、ものが置いてあって説明プレートがあるというくらい。
ですが、ここでは違います。
ちゃんと本気の説明と解説が受けられます。
まず繊維機械館では、糸を紡いで布を作るとは?という基礎を、糸車の昔から人類はどのようにして糸を紡いでいったのかを実機を用いて、実際に糸を紡いで解説してくれます。
本当に目の前にある綿の塊から手で引っ張り出して糸車に巻き付けて、糸を紡いでくれます。
下の画像は、G型自動織機(豊田佐吉氏が1924年に発明)の説明の様子ですが、実際に稼働させて布を織る実演を行ってくれます。
過去の機械では一人で1台の機械しか制御できなかったが集団運転が出来るようになって20倍に生産効率が上がった等、その意義と効果を実演を通じて見せてくれるので、機械化とは具体的にどういうことだったのかを実感できます。
最初は鶴の恩返しのような機織り機がどんどん進化していきます。
子供にもわかりやすいように、実際の糸を手渡して解説。
こちらはエンジン部品をどのように作るのか?を実演しています。
鉄の塊を電磁誘導で1600度まで加熱し、写真中央のプレス機で3段階に分けて鍛造し、実際のエンジン部品の小型版を実際に作ります。
本当に目の前で作るので、鉄の塊が加熱されて真っ赤っかになる様子が分かります。
展示機械の何台かに一人の割合で説明員の女性か男性が待っていて、ある程度人が見に来たらおもむろに説明を開始します。
で、実演をしながら、この機械の使われ方や歴史等を説明して、最後に「では次は~へどうぞ」、と次の展示に誘導します。
それがまた絶妙なタイミングで、次の説明員の方が待ち構えていて、次の機械がどう変わったのか?の説明をしてくれます。
このように次から次へと誘導されていき実演もされるので飽きる暇がありません。
まるでトヨタ生産方式のごとくジャスト・イン・タイムで生産工程を来場者が運ばれていきます。
ちなみにこれは有料ガイドツアーではなく、入場料のみの説明です。
これで大人500円、子供200~300円なのだからとてもお安い。
結構コストは掛かっていると思いますが、産業技術を伝える、ということに本気さが感じられるサービスでした。
名古屋にお立ち寄りの際には、是非トヨタ産業技術記念館へお越し下さい。
以上、ドルフィンシステム福島でした!
コメント
コメントを投稿