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USRP-RIOの欠点と言えば、PCとの接続がPCI Expressケーブルであると言うことです。
もちろんSFP+コネクタが付いているのでPCとIQデータをやりとりするだけなら(USRPを単純な送信機もしくは受信機として使用するだけなら)ギガビットイーサネットや10GBでも接続することは可能です。
ですが、この場合はLabVIEW FPGAでUSRP-RIOのFPGAプログラミングができないのでリアルタイム処理ができません。
しかし新しいNI-USRP 19.5では10Gビットイーサネットに対応しました。
これでPCI Expressケーブルからのくびきから解放されることになるのでしょうか?
今回は新しい10GbEサポートがどのようなモノなのかを見てみます。
リリースは2019/10/25なのでもう1ヶ月近く過ぎていますが、私が気づいたのは先週です。
ひっそり過ぎて気づかないという。
いそいそ。
インストール完了!
LabVIEWを早速起動して、「プロジェクトを作成」をクリック。
作成するサンプルプロジェクト一覧に"NI-USRP 10 Gb Ethernet"が出ていますね!
何故かアイコンが表示されていませんが。
プロジェクト名を適当に付けて、さあサンプルを開きます!
んなアホな。
おいおい。インストールしたのにソースが入ってないとは何事。
さあ、どうしよう
こんなことで諦めるドルフィンシステムじゃないですよね。
ですよねー。
はいはい。ソースコードはありました。
C:\Program Files (x86)\National Instruments\LabVIEW 2019\ProjectTemplates\Source\NI-USRPRIO\10Gb Ethernet
こっから"10Gb Ethernet"のフォルダ毎コピーします。
はい。開きました。特に依存関係も問題なさそうです。
はい。エラーです。
どうもFPGAのビットファイルを開いたところでエラーを起こしているようです。
ロードしているパスをみてもFPGAビットファイルは存在しています。
FPGAリファレンスも正しそうです。
なんだろう?
恐らくエラーの原因は、USRP-RIOの型番違い。
プロジェクトエクスプローラー上では、"USRP 2945, 2955"用にFPGAビットファイルが作られているようです。
実際にビットファイルの中身を見て確認しても同じように"USRP 2945, 2955"用でした。
ドルフィンシステムには2945や2955は所有していないので、所有している2954用にビルドしてみます。
サクッと10GbEの動作確認が出来て記事も簡単にかけると思いましたが、思ったよりも時間が掛かりました。次回はFPGAをビルドして動作確認するところを試して見たいと思います。
以上、ドルフィンシステム福島でした。
もちろんSFP+コネクタが付いているのでPCとIQデータをやりとりするだけなら(USRPを単純な送信機もしくは受信機として使用するだけなら)ギガビットイーサネットや10GBでも接続することは可能です。
ですが、この場合はLabVIEW FPGAでUSRP-RIOのFPGAプログラミングができないのでリアルタイム処理ができません。
しかし新しいNI-USRP 19.5では10Gビットイーサネットに対応しました。
これでPCI Expressケーブルからのくびきから解放されることになるのでしょうか?
今回は新しい10GbEサポートがどのようなモノなのかを見てみます。
NI-USRP 19.5がリリースされました。目玉は10GBe対応。
ひっそりとリリースされたNI-USRP 19.5。リリースは2019/10/25なのでもう1ヶ月近く過ぎていますが、私が気づいたのは先週です。
ひっそり過ぎて気づかないという。
サンプルプロジェクトを開く
NI-USRP 19.5は、2019年の最新版LabVIEW 2019で使う必要がありますので、LabVIEW 2019とNI-USRP 19.5をインストールします。いそいそ。
インストール完了!
LabVIEWを早速起動して、「プロジェクトを作成」をクリック。
作成するサンプルプロジェクト一覧に"NI-USRP 10 Gb Ethernet"が出ていますね!
何故かアイコンが表示されていませんが。
プロジェクト名を適当に付けて、さあサンプルを開きます!
んなアホな。
おいおい。インストールしたのにソースが入ってないとは何事。
さあ、どうしよう
こんなことで諦めるドルフィンシステムじゃないですよね。
ですよねー。
はいはい。ソースコードはありました。
C:\Program Files (x86)\National Instruments\LabVIEW 2019\ProjectTemplates\Source\NI-USRPRIO\10Gb Ethernet
こっから"10Gb Ethernet"のフォルダ毎コピーします。
はい。開きました。特に依存関係も問題なさそうです。
サンプルプロジェクトを動かしてみる
上図の通り、プロジェクトにはご丁寧にも"Getting Started (Loopback Test).viがあるので、早速実行!はい。エラーです。
どうもFPGAのビットファイルを開いたところでエラーを起こしているようです。
ロードしているパスをみてもFPGAビットファイルは存在しています。
FPGAリファレンスも正しそうです。
なんだろう?
恐らくエラーの原因は、USRP-RIOの型番違い。
プロジェクトエクスプローラー上では、"USRP 2945, 2955"用にFPGAビットファイルが作られているようです。
実際にビットファイルの中身を見て確認しても同じように"USRP 2945, 2955"用でした。
ドルフィンシステムには2945や2955は所有していないので、所有している2954用にビルドしてみます。
まとめ
- NI-USRP 19.5から10GbEがサポートされている
- NI-USRP 19.5にはLabVIEW 2019が必要
- プロジェクト作成画面でサンプルプロジェクト "NI-USRP 10 Gb Ethernet"を選択するとエラーが発生し、プロジェクトを開けない
- サンプルプロジェクトはソースコードをコピーしてくれば開くことが出来る
- サンプルプロジェクトのFPGAはUSRP 2945, 2955用でビルドされているため、2954などを使用している場合は再ビルドが必要
サクッと10GbEの動作確認が出来て記事も簡単にかけると思いましたが、思ったよりも時間が掛かりました。次回はFPGAをビルドして動作確認するところを試して見たいと思います。
以上、ドルフィンシステム福島でした。
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