プチプチ専用の包装テープ「NO.335PE」の剥がれやすさを試す (2)

NI USRP-2954で10GbEを動かしてみる



前回の「NI-USRP19.5の10GbEプロジェクトをNI USRP-2954用にビルドする」では、USRP-2954Rで10GbEで実行できるようにビルドをして成功しました。
今回は実際に動かしてみます。

実行してみる

まずプロジェクトエクスプローラーから"Getting Started (Loopback Test).vi"を開いてみます。
ファイル名からしてUSRP-RIO1台でループバック送受信をしそうですね。

早速実行。



あれ、エラーだ。
そうだ。FPGAビットファイル名を変えるのを忘れていました。

もともとUSRP-2955用にビルドされているビットファイルがあるので、上書きしないように2954用はファイル名を変えていたのを忘れていました。


↓前回こんなことを書いていました。


読み込むビットファイル名はLabVIEWのプログラム的にハードコードされているので、ここはファイル名を以下のように変更します。

OpenCore TenGbE.lvbitx→OpenCore TenGbE-.lvbitx
OpenCore TenGbE-294x, 295x 200Msps.lvbitx→OpenCore TenGbE.lvbitx



再度実行!あれ、エラーだ。
SFP+ケーブルをつなぐのを忘れてた。
以前購入しておいたケーブルを出してきてつなぎます。



今回はループバックなので、両方の端子を接続します。



で実行すると、動いたー!
インクリメントデータが"RX Waveform"に表示されました。



それでも最後にエラー"-612132が出ていますね。
FPGAを閉じる関数で、「最後のリファレンスである場合、閉じてリセット」ではなく「閉じる」にすればエラーが出てません。



SFP+ケーブルを買う

SFP+ケーブルですが、私はアマゾンから購入しました。
"SFP+"で検索をかけて、"10G"と書かれているものを選べばOKです。



もし心配なら、Ettusから購入して下さい。



https://www.ettus.com/product-categories/cables/page/2/

まとめ


  1. Getting Started (Loopback Test).viが、NI USRP-2954で動作した。
  2. アマゾンで購入したSFP+ケーブルでも動いた
  3. 確実なSFP+ケーブルはEttusから入手可能


というわけでで無事NI USRP-2954で10GbEが動作しました。
次回は、FPGAの中身を見ていきます。
2019年の、私からのメールニュースはこれが最後です。少し早いですが、皆様よいお年をお迎えください。

以上、ドルフィンシステム福島でした。

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