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前々回のブログ「UPERFECT X : キーボード一体型モバイルディスプレイを試す」で、レビューしたUPERFECT X。
UPERFECT X : キーボード一体型モバイルディスプレイを試す
http://mikioblog.dolphinsystem.jp/2021/07/uperfect-x.html
同時にEarly Adapterで注文していた、UPERFECT Xの上位版「UPERFECT X Pro UDock」が届きました!
UPERFECT Xは13.3インチでしたが、こちらは一回り大きい15.6インチのディスプレイ(FHD or 4K)が搭載され、キーボードと分離可能なところが特徴。
細々とした仕様は以下をご覧下さい。
購入方法
2021/8月現在、購入はメーカー公式サイトかaliexpressで購入できます。今のところaliexpressは日本への出荷ができますので、aliexpressか公式サイトのどちらかで注文可能です。
購入する際に、ディスプレイ解像度(1920x1080 FHD or 3840x2160 UHD)、充電器のプラグタイプを選択して注文します。
Amazon.co.jpでは、UPERFECTの製品はリストアップされていますが、UPERFECT Xはありません(2021/8現在)
- 2021 Newest Lapdock 15.6 Inches 1080P/4K UPERFECT X Pro
https://www.uperfectmonitor.com/products/15-6-4k-portable-monitor-for-laptop - UPerfect-ポータブルtrueモニター,キーボード,バッテリー15.6,タッチスクリーン,携帯電話用,LCDディスプレイ,充電式
https://ja.aliexpress.com/item/1005003033470808.html?spm=a2g0o.store_pc_groupList.8148356.1.67299ce63PuMnK
支払方法は、公式サイトならPaypal一択。aliexpressならVISA or MasterCardです。
もちろん日本に代理店はありませんので(2021/8月現在)、法人で購入する際には一苦労ありそうです。
開封の儀
- 2021/5/27に注文。
- 2021/7/21に出荷。
- 2021/7/27に到着。
本来は7/15到着予定でしたが、新製品のためか2週間ほど遅れたようです。
許容範囲です。
UPERFECT Xと同じく、ゆうパックでこの質感の白いビニールに包まれてきました。
開けると簡素な段ボール。相変わらず商品名は記載されていません。
まるでノートPCのように本体とケーブル、取扱説明書が入っていました。
同梱しているケーブルは、USB type-C 2本、USB type-C - type Aケーブル1本、 HDMI-miniHDMI 1本です。
ACアダプタは相変わらずの、USB-PD。PSEマーク無しなのでやはり日本では使用できません。
とりあえず福島私物の「CIO LiLNob Share USB PD 4ポート 65W」で代用して充電しました。USB PD充電器であれば大丈夫そうです。
USB-Cケーブルは、UPERFECT Xと同じ物が同梱されており、抜けなくなると怖いので私は使用しません。
外観
キーボード部分は、まるでSurfaceのタイプカバーのようなマットなビロードのような質感。
ぶっちゃけてしまえばSurfaceの方が上質ですが、悪いと言うほどではありません。
UPERFECT Xと同じく光沢ディスプレイなので、長時間の使用は疲れるかも。
ちなみに写真は出荷時の保護シール貼りっぱなしです。
キーボードを外したところ。
正面から見たところ。
裏面
左側面
右側面
LEDとインターフェイス
筐体側面や裏面にはインターフェイス類は見当たりません。ディスプレイスタンド(足)を広げると、コネクタ類が出てきます。
問題は、コネクタの刻印などが無く、どれがどのコネクタか分からないこと。
特にUSB-Cは3つ付いてますが、それぞれの機能が違う。これは困りものです。
左側面には、
- 3.5mmヘッドフォンジャック
- USB-C (OTG)
- ボタン(電源オンオフ、メニュー起動、上下移動)
があります。
右端のボタンが、電源オンオフと上下キー共用のボタンです。
押し込むと電源オンオフとメニューが起動します。ボタンの出っ張りを上下に移動するとメニューでカーソルを上下移動できます。
右側面には、
- USB-C(充電専用)
- USB-C(フル機能 - PC接続用)
- mini HDMI
があります。
充電中には赤色LEDが点灯しますが、LEDが小さくて奥まっているので正面で見ないとLEDが点灯しているかどうか分かりません。
本体の重さ
実測で1425g。
本体も大きくて表面がつるつるしているので、結構重く感じます。昔のノートPCを思い出しますね。
裏面も表面もビス留めは見当たりません。
キーボード
本体とはマグネットでくっついてますので、引っ張ると外れます。
が、surfaceのキーボードよりも強力なマグネットで、本体を押さえないとなかなか外れません。
キーボード単体は、率直に言うと打ちやすくありません。キーボードの強度が不足していてキーを打つとペコペコたわむのです。ちょっと打ちにくい。
またキーボードを打っている間にタッチパッドを触ってしまうことが多く、思わぬ所をクリックしてカーソルがズレたり、日本語入力がキャンセルされたりします。
Windowsの設定で感度を下げる必要があるでしょう。
本体とはポゴピンで接続されています。
ポゴピン左右に本体接続時のガイドの出っ張りがありますが、Surfaceのように具合良く位置決めが決まらず、キーボードを机の上に置いて、そろそろと本体を近づけてくっつけます。Surfaceなら片手に本体、片手にディスプレイで付くのですが。
このあたりはSurfaceは良く出来ています。
動かしてみる
左側面の電源ボタンを入れてみると、起動しました。
UPERFECT Xと違いロゴも表示されず、真っ青な画面に設定メニューが表示されるだけです。
Intel NUC9とUSB-Cケーブルで接続します。
BIOSの起動画面も表示されていて、キーボードも効くのでBIOSも入って操作できます。
Windows10も特に問題なく、操作できます。
画面をタッチしてボタンを押すことも出来ますし、タッチパッドでマウスカーソルも操作できます。
充電
19.8v 0.54Aで充電しています。
設定画面
起動中に電源オンボタンを押すと、設定画面が開きます。設定画面は直接画面にタッチして設定します。
メインの設定画面では輝度やボリュームの設定が可能です。
輝度は、「標準」・「ゲーム」・「動画」・「テキスト」・「FPS」・「RTS」がプリセットされていて、用途に応じた設定を一発で切り替え可能です。
">>"ボタンを押すと次の設定画面に移動できます。色温度を設定できます。
3つめの設定画面では、言語や自動回転のオンオフなどを切り替えられます。
まとめとファーストインプレッション
大きな画面や4K解像度が必要な方には便利なデバイスになると思います。
このデバイスを机に備え付けておいて、直ぐにスマホに接続できるキーボード付きディスプレイとしては良いものだと思います。
ですが持ち運びをしたり省スペースなディスプレイ+キーボードデバイスとして使用したい場合は、コンパクトなUPERFECT Xが良いでしょう。
良い面
- 画面が広い
- FHDに加えて4Kの表示が可能
- キーピッチの広いキーボードが使える
- キーボードとディスプレイがデタッチ出来る(デタッチしたらキーボードは使えない)
- UPERFECT Xよりも大きいバッテリー容量
悪い面
- コネクタに刻印が無いため、3タイプあるUSB-Cにどの機能があるのか判別できない。
- キーボードがペコペコたわむので打ちにくい
- キーを打っているときにタッチパッドに触ってしまう
- 重い
これから長期利用してみて、良い点や問題点をこれから見つけて行こうと思います。
以上、ドルフィンシステム福島でした。
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