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USRP以外にもぞくぞくと開発されているSDRデバイス

こんにちはドルフィンシステム福島です。

ソフトウェア無線機といえばUSRPやBladeRF、HackRFが有名ですが、最近はクラウドファンディングのおかげで、さまざまなSDRデバイスが開発されています。


KrakenSDR


ネーミングが安直で良いですよね。クラーケン。巨大なタコかイカとされている海の怪物です。

複数のアンテナが付いているところから命名されたのだと思います。


使用目的は、到来方向推定やパッシブレーダーなどで、到来方向推定アプリが付属していて直ぐに使えるので良さそうです。

ハードウェアは、安価なRTL-SDRを5ヶ並べて、それらに単一LOからのクロックを供給することでクロック同期を実現。また内蔵されたキャリブレーション回路で位相同期を行っているようです。

ラズパイ4を制御PCとして用い、スマホアプリやPCから制御します。

本体が$299でアンテナが$99。ラズパイ一式が15000円としても、合計で6万円程度で到来方向推定が出来てしまいます。


CaribouLite


こちらはラズパイに搭載する送受信機。

30M~6GHzまでの送受信が、最大4Msps(最大2.5MHz BW)で行うことが出来ます。

ダイナミックレンジが気に掛かる所ですが「LPWAの信号強度を測定する」等のセンサー用途には良いかもしれません。

ラズパイZeroと小型のモバイルバッテリーに重ねればフリスクサイズでセンサーノードが実現で良そうですね。


RFICは、AD9361系かと思いきやMICROCHIPのAT86RF215。

私はまだ使ったことがないICです。ちょっと試して見たいw



まとめ

  • クラウドファンディングを活用したSDR関連デバイスが続々出ています
  • KrakenSDRは、安価なRTL-SDRを利用した到来方向推定用ソフトウェア無線機
  • CaribouLiteは、ラズパイに直接搭載可能なRF送受信機

クラウドファンディングでは、以前からSDR関連デバイスが出ていますし、私もいくつか出資し入手したことがあります。クラウドファンディングでの製品開発の問題は、一発屋になりかねない所。

最初の製品は良いのですが、その後息切れしてしまうのか、想定よりも売れないのか、売り続ける事に無理があるのか、続かない事が多いです。

その点、新製品開発が続いているEttus ResearchのUSRPシリーズはさすがだな、と思います。

以上、ドルフィンシステム福島でした。





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