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前々回「LabVIEWのWindows版とLinux版の互換性は?」でLabVIEW Linux版では、Windows版VIをそのまま持ってきただけではまともに編集できないことを紹介しました。
Windows版とLinux版の互換性で大事なことがもう一つあります。
それはライブラリです。
各ハードウェアを制御するライブラリの互換性
LabVIEWは、本体の開発環境とライブラリを使ってプログラミングを行います。
特にライブラリは、USRP等のハードウェアを制御するためのNI-USRP、スペアナや信号生成のNI-RFSA, NI-RFSGなどがあり、これらがなくてはRF関連は何も出来ないといっても過言ではありません。
Linuxで対応しているかどうかは以下のページから確認が可能です。
Linuxに対応しているデバイスドライバの一覧
NI Linux Device Drivers 2022 Q2 Readme - National Instruments
ハードウェアとOSの互換性
NI Hardware and Operating System Compatibility - NI
上記のリストでLinuxで動作すると書かれていても、安心するのは少し待った方が良いでしょう。
先日の「Linux版 LabVIEWでSDR開発を試して見る (4) NI-USRPドライバをインストールする」で紹介したように、Windowsと同じ機能がフルで使えるわけではないかもしれませんし、内容自体が異なっているかもしれません。
RF信号処理関連のライブラリの互換性
変復調を行うためのModulation Toolkit等やRFmxなどの信号処理関連のライブラリもありますが、多くはLinux上で動かすことが出来ません。
ソフトウェアライブラリについてはまとまったページが見つからなかったので、各ライブラリのダウンロードページで調べた結果を以下にリストアップします。
× RFmx
× NI-USRP
× LabVIEW Modulation Toolkit
× WLAN Test Toolkit (終息)
× Spectral Measurements Toolkit(終息)
× Ultra-Wideband Test Toolkit
調査したページはこちら
https://www.ni.com/ja-jp/search.html?pg=1&ps=10&sn=catnav%3Asup.dwl.pdl
というわけでRF関連のライブラリは全滅です。
LabVIEWを使ったSDR開発では、当分Windowsが主力OSであることは間違いなさそうです。
以上、ドルフィンシステム福島でした。
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