ソフトウェア制御のUSRPでマイクロ秒単位の送受信制御を行う

LabVIEWからPythonスクリプトを呼ぶために必要な4つのステップ ~環境構築~ (1 of 3)


こんにちはドルフィンシステム福島です。

2023年8月も終わりが近づき、徐々にですが暑さが和らいできた、気がします。

近年LabVIEWからPythonスクリプトを呼ぶことが以前に比べて増えました。

LabVIEWはいくつかの外部プログラムを呼ぶことが出来ますが、LabVIEWはPythonスクリプトもネイティブに対応しており簡単に呼ぶことが出来ます。

今回から3回に分けてLabVIEWからPythonを呼ぶ方法についてまとめていきます。

今回はインストールするPythonの選び方などを解説します。

第1回 LabVIEWからPythonスクリプトを呼ぶために必要な4つのステップ (1 of 2)
第2回 LabVIEWからPythonスクリプトを呼ぶ "int32と複素数を渡す" (2 of 3)
第3回 LabVIEWからPythonスクリプトを呼ぶ "クラスタと2次元配列を渡す" (3 of 3)

サンプルコード
https://github.com/mikiofuku/FS-call-a-python-function-from-LabVIEW

LabVIEWはどのバージョンのPythonに対応しているのか?

使用するLabVIEW開発環境のバージョンに依って、使用できるPythonのバージョンが異なります。以下のページの追加情報に書かれています。
使用するPythonのバージョンに適合しているか、事前に確認しておきます。


Anaconda等のPython仮想環境はどうか?

LabVIEWのバージョンに依ってはAnacondaに対応していませんので、対応していない場合は通常のPythonで環境を構築します。

LabVIEWでのPython仮想環境の使用
https://knowledge.ni.com/KnowledgeArticleDetails?id=kA00Z0000015C6tSAE&l=ja-JP


LabVIEW 2023 Q1からは、Anacondaおよびvenv仮想環境をサポートしています


LabVIEW 2023 Q1の機能および変更点
https://www.ni.com/docs/ja-JP/bundle/upgrading-labview/page/labview-2023q1-changes.html


Pythonは32bit, 64bitのどちらにするか?

Pythonをインストールする場合32bit/64bitどちらかを選択しますが、Pythonを呼び出すLabVIEWのビット数に合わせる必要があります。

  • LabVIEW 64bit版→Python 64bit
  • LabVIEW 32bit版→Python 32bit

64bitに統一しても良いのですが、LabVIEW 64bit版はユーザーインターフェイスが日本語じゃないのがネックですかね。慣れてしまえばどうと言うこともありませんが。


インストールするPythonを選択する

Windowsに置いてPythonをインストールする方法は大きく2種類あります。

  1. Microsoft Storeアプリからインストールする
  2. Python公式インストーラーをダウンロードしてインストールする

どちらが良いかというと、2. の公式インストーラーです。

公式インストーラーを使用すると、Python Launcherが一緒にインストールされます。Python Launcherは、PCに複数バージョンのPythonがインストールされていても任意のバージョンのPythonを起動できます。またpython.exeにPATHを通したりライブラリのパスがどうのこうのという面倒な事柄もPython Launcherが解決してくれます。

Microsoft StoreアプリからインストールするとPython Launcherがインストールされませんので、公式インストーラーをダウンロードしてインストールします。

まとめ

  1. 使用するLabVIEW開発環境のバージョンに依って、使用できるPythonのバージョンが異なりますので事前に確認しておく
  2. Anaconda等の仮想環境はLabVIEW 2023 Q1以降でないと使用できない
  3. Python 32bit/64bitは、使用するLabVIEW開発環境の32bit/64bitに合わせる
  4. インストールするPythonはPython公式インストーラーをダウンロードしてインストールする(Python Launcherが使えるため)


以上、ドルフィンシステム福島でした。


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