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LabVIEWグラフでグリッドの開始値や間隔を制御する

こんにちはドルフィンシステム福島です。

今回はLabVIEWのグラフグリッドの開始値や間隔を制御するお話です。

LabVIEWのグラフに用意されている各種プロパティを使用すると、表示する範囲やグリッドの間隔などを変えることができます。が、表示するデータの範囲によってはグリッド間隔が自動的に決められてしまうので注意が必要です。


グラフの表示範囲を変更する

X軸の左の値と右の値(下図の0と100)を変更するには、手動でX軸の左右の値をダブルクリックして手入力すると表示範囲を変更することが出来ます。


グリッド範囲をプログラム的に変更するには、下図のようにプロパティノードで指定します。


グラフのX軸を0~200までの範囲で表示した場合は、プロパティノードで、

  • XScale.Minimum = 0
  • XScale.Maximum = 200

を指定します。


グリッドの開始位置を変更する

開始値(RngStart)でグリッドの開始位置を指定できます。値は最小値からのオフセットで指定します。

例えば、最小値が0で、グリッドをX=20から表示開始したい場合は、

  • 最小値 : 0
  • 開始値 : 20

を指定すると下図のようにグリッドがX=20から表示されます。


グリッドの間隔を設定する

グリッドの間隔は、増分値で変更できます。

グリッドの間隔を25にするには、プロパティノードで、

  • XScale.Increment = 25

を指定します。


グリッドの開始位置と間隔を同時に指定する

グリッドの開始位置と間隔を同時に指定する場合は、増分を指定してから開始値を指定すること。この順番で指定すると正しくグリッドが表示されるが逆にすると、グリッド間隔は指定できるが開始値が指定されないなどのように思ったようにグリッドが表示されなくなるので注意が必要だ。



グリッドの間隔は自由に決められない?

グリッドの最小間隔は、プロット領域した側の数値の幅で制限があります。。

X軸に表示されている数値ラベル(下図では0~200)が重なり合わないように自動調整されて表示されます。

数値ラベルが重なり合うような狭い間隔を設定しても自動的に間隔が広げられてしまいます。

数値ラベルを非表示にすれば良いかというとそうでもなく、非表示にしても表示時と同じように自動調整されて表示されます。

表示する桁が多いと、グリッド間隔が自動的に狭められる。


X軸を反転するとグリッドが表示されない

LabVIEWの仕様(バグ?)のようですが、原点がプラスの値、右端をマイナスの値にすると、グリッドが表示されないことがあります。増分値によっては表示される場合がありますが、概ね表示されません。


原点がマイナスや0の場合は問題ないので、バグ仕様と思います。


以上、ドルフィンシステム福島でした。


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