ミニサーキットかAliExpressか?LNA選定の現場から

こんにちは、ドルフィンシステムの福島です。

ある日突然、20~30dBクラスのLNAが急遽必要に。
手持ちにもいくつかあるのですが、フィルタ付きだったり帯域が微妙だったり……。

「これはもう、新しく買うしかない!」


🔍 まずはミニサーキットをチェック!

RF部材といえばやっぱりミニサーキット。信頼と実績の老舗です。

目に留まったのがこちら:

🧩 ZX60-123LN-S+

・広帯域対応 (~12GHz)
・ゲインもいい感じ
・ただし…給電はDC12V

ということで、安定化電源もセットで調達。
なんだかんだで、トータル10万円コースになってしまいました……。趣味と実務の境界線、あいまいですね。


💡 思い出した!USB給電のLNA

ふと「そういえば、USB給電できるやつなかったっけ?」と記憶がよみがえる。

さっそくGPIO Labsを調査。ありました。
種類も豊富。やっぱり便利なものは人気です。


🌏 そしてAliExpressの深淵へ

さらに探索していくと、AliExpressにもLNAが多数!


…でも、ここからが難しい。

  • 同じ商品が名前を変えて多数出品
  • 商品画像が怪しい
  • 説明が意味不明な店舗も…

「これは地雷回避ゲームだな」と思いつつ、慎重に選びました。
(商品画像が粗かったり説明が中途半端なお店は地雷のようです)

🎯 購入したのはこちら!

📦 商品名:"LAN 10M–6GHz" 30dBタイプ
※「LAN」じゃなくて「LNA」だと思うけど…まあいいか。


選んだ理由:

  • USB給電OK
  • ケース入りで取り回しも安全そう
  • 見た目しっかりしてる

到着は1週間ほど。ケースも綺麗で、バリもゼロ!


🔬 さっそく測定!

📈 -60dBmの信号に挟んでみたら…-28.64dBm!
ほぼ32dBアップ。表記どおりで合格!


0–6GHzスイープでも特に異常なし。
実用レベルとしては十分です。

(AliExpress "LAN 10M–6GHz" 30dB スイープ動画はこちら。16倍速で回しています。)


⚖ まとめ

🔋 USB給電 & ケース付きって、やっぱり安心感が違いますね。

普段使いにはこれで十分かも。

🔧 ミニサーキット製は…測定や検証の“本番用”に温存しておきます。

💣クリップで12V給電は、やっぱりショートが怖い…!


📣 ということで…

今回はLNA調達の舞台裏でした。

手軽なAliExpress、王道のMini-Circuits、それぞれに良さがあって、用途に応じて使い分けるのがベストですね。

それではまた、ドルフィンシステム福島でした!


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