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前回、自宅でテレワークをした際のCO2濃度を測定しました。
閉め切った部屋で仕事をすると1000ppmの基準をあっけなく超えていました。
ところでCO2測定器を買った方いらっしゃいますか?
前回は8990円の測定器を会社の経費で購入しましたが、今回は自宅用を自腹で購入し両者を比較します。
KKmoon 空気品質モニター
http://www.amazon.co.jp/dp/B0811PC9R2
3999円!
「KKmoon」という会社名?は怪しげですが一部では有名な会社で、数年前に小型の59キー bluetoothキーボードなどを買った思い出があります。
「安かろう悪かろう」というよりも「気の利いたものがこんな安い価格で!」という商品をアマゾンで大量に販売している会社です。
購入したら翌日には到着。
パッケージの中身は、本体とmicroUSBケーブル、取扱説明書(中国語/英語)だけです。
下図はキャリブレーション中。
今回購入したKKmoonのCO2濃度は、現在測定している瞬時値も表示していますが平均値も表示しています。取扱説明書には瞬時値は安定していないので、平均値を見てね、と書いてあります。
前回使用した方(写真の白い方)は、平均値が表示されているのでしょう。
大阪魂は1150ppmに対し、KKmoonは518ppm随分乖離しているようです。
大坂魂 577ppm, KKmoon 513ppm。
順調にCO2が下がったようですが、KKmoonは換気前とあまり変化なし。
何なんだろう?
あまり変化はないようですが、KKmoonは濃度が上昇。
さすがにおかしいのでは?
大阪魂→何故か高度のキャリブレーション画面が表示された(笑)
Kkmoon→瞬時値1633ppmになった。平均値995になった。
正確かどうかは不明ですが、KKmoonは一応上昇を検知しているようです。
何だろう?
以下グラフにまとめましたが、なんだか釈然としないグラフ。
両者の相関値は-0.42(息を吹きかけたデータを除く)。
測定値はもっと相関があって欲しいところですね。
CO2 計測 - USB
http://www.intex.tokyo/unix/ha/co2mini.html
CO2測定器は定期的なキャリブレーションが必要で、多くの簡易測定器ではABC Calibration (Automatic Baseline Calibration)という方法を行っていて、一言で言うと「1週間で一番低かった測定値を400ppmとして計測値を補正する」という方法です。
オフィスはこれでも良いですが、年がら年中人がいる住宅ではABC Calibrationをオフにしないと高い計測値が表示されますので、家庭用測定機はABCキャリブレーションをオフに出来るようです。
大坂魂もオフできるようですが、KKmoonはキャリブレーションについて言及されていません。
大阪魂は、密閉環境なら濃度は上がるし、換気をすればスーっと下がっていきます。
KKmoonは、濃度が上がるはずで上がらなかったり換気をしても下がらなかったり、ちょっと感覚的には素直に受け取れない動きをしています。
取扱説明書通りに使用開始30分前に部屋全体を換気してから測定するなども行いましたが、結果は相変わらず。
という訳で、測定機はそれなりの値段のモノを購入した方が良さそうです。
以上、ドルフィンシステム福島でした。
閉め切った部屋で仕事をすると1000ppmの基準をあっけなく超えていました。
ところでCO2測定器を買った方いらっしゃいますか?
前回は8990円の測定器を会社の経費で購入しましたが、今回は自宅用を自腹で購入し両者を比較します。
アマゾンで一番安いCO2モニター
こちらです。KKmoon 空気品質モニター
http://www.amazon.co.jp/dp/B0811PC9R2
3999円!
「KKmoon」という会社名?は怪しげですが一部では有名な会社で、数年前に小型の59キー bluetoothキーボードなどを買った思い出があります。
「安かろう悪かろう」というよりも「気の利いたものがこんな安い価格で!」という商品をアマゾンで大量に販売している会社です。
購入したら翌日には到着。
パッケージの中身は、本体とmicroUSBケーブル、取扱説明書(中国語/英語)だけです。
KKmoon CO2測定器を設置
前回購入したCO2モニター(MonotaROプライベートブランド大阪魂)の隣に置いて比較します。AM 10:12
通電後、キャリブレーションが行われるので少し経ってから数値が出てきます。下図はキャリブレーション中。
今回購入したKKmoonのCO2濃度は、現在測定している瞬時値も表示していますが平均値も表示しています。取扱説明書には瞬時値は安定していないので、平均値を見てね、と書いてあります。
前回使用した方(写真の白い方)は、平均値が表示されているのでしょう。
AM 11:46
締め切った部屋なので上昇していますが、上昇した数値が大分違いますね。PM 15:13
さらに締め切っておいて計測してみると・・・大阪魂は1150ppmに対し、KKmoonは518ppm随分乖離しているようです。
PM 15:41
窓を開けて換気し、30分後。大坂魂 577ppm, KKmoon 513ppm。
順調にCO2が下がったようですが、KKmoonは換気前とあまり変化なし。
何なんだろう?
PM 17:54
さらに夕方。468ppmに対し614ppm。これは誤差の範囲と言って良いのか?PM 19:34
468の614。あまり変化はないようですが、KKmoonは濃度が上昇。
翌日 AM 10:54
394ppmにも関わらずKKmoonは995ppm。さすがにおかしいのでは?
AM 11:26
KKmoonは、上限は測定できるのかい!?と思い、息を吹きかけてみると、大阪魂→何故か高度のキャリブレーション画面が表示された(笑)
Kkmoon→瞬時値1633ppmになった。平均値995になった。
正確かどうかは不明ですが、KKmoonは一応上昇を検知しているようです。
PM 13:07
大阪魂は599ppmなのに、KKmoonは978で全然下がっていない。何だろう?
以下グラフにまとめましたが、なんだか釈然としないグラフ。
両者の相関値は-0.42(息を吹きかけたデータを除く)。
測定値はもっと相関があって欲しいところですね。
CO2測定器のキャリブレーション法
CO2測定機のキャリブレーション方法についてまとまっているページを見つけました。CO2 計測 - USB
http://www.intex.tokyo/unix/ha/co2mini.html
CO2測定器は定期的なキャリブレーションが必要で、多くの簡易測定器ではABC Calibration (Automatic Baseline Calibration)という方法を行っていて、一言で言うと「1週間で一番低かった測定値を400ppmとして計測値を補正する」という方法です。
オフィスはこれでも良いですが、年がら年中人がいる住宅ではABC Calibrationをオフにしないと高い計測値が表示されますので、家庭用測定機はABCキャリブレーションをオフに出来るようです。
大坂魂もオフできるようですが、KKmoonはキャリブレーションについて言及されていません。
まとめ
今回はちゃんとした比較試験ではありませんでしたが、安いものは安いものなりだろうなぁ。と感じる試験でした。大阪魂の方が正しいとは言い切れないのですが、KKmoonの動きは怪しいです。大阪魂は、密閉環境なら濃度は上がるし、換気をすればスーっと下がっていきます。
KKmoonは、濃度が上がるはずで上がらなかったり換気をしても下がらなかったり、ちょっと感覚的には素直に受け取れない動きをしています。
取扱説明書通りに使用開始30分前に部屋全体を換気してから測定するなども行いましたが、結果は相変わらず。
という訳で、測定機はそれなりの値段のモノを購入した方が良さそうです。
以上、ドルフィンシステム福島でした。
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