docomo open House'22にVRで参加する

こんにちはドルフィンシステム福島です。 

皆様いかがお過ごしでしょうか。

コロナ禍で進展したものと言えば、IT技術の一般化です。 

学生が自宅で授業を受けたり、リビングでリモートワークをするなど一気に一般にも導入されるようになりました。また旅行の代わりにバーチャルツアーも商品として販売されるようになりました。私もいくつかのバーチャルツアーに参加しましたが、ただ観光地の動画を見るよりもりあるで印象と記憶に残るのでおすすめです。

2020年にはOculus Questが発売されワイヤレスなVRを低価格で利用できるようにもなりました。私も、運動不足を解消するためにVRフィットネスゲーム(Beat saver)で楽しんでいます。 

展示会もオンラインが主体になりつつあるようで、毎年、年末年始頃に行われなる「docomo Open House」もオンライン開催です。

以前はYRPやビックサイトなどの展示会場にて行われていましたが、2021年と今年2022年はオンライン開催です。 2022年はVRを用いたバーチャル展示もあるとのことなので、私物のoculus quest(初代)で参加してみました。

docomo open house 2022にログインする

[引用元 : docomo open house'22, https://openhouse.docomo.ne.jp/]


VRでログインするまでの手順は何段階かあり、以外と手間です。

  1. open house 2022のアカウントを作成。
  2. バーチャル展示アカウントはオープンハウスのアカウントとは別になっているので、バーチャル展示用アプリ"DOOR"のアカウントを作成します。
  3. スマホ上のoculusアプリで"DOOR"を検索し、oculus questにインストール指示をしておきます。
  4. Oculus questでDOORをインストールし、DOORにログインします。

VR上でメールアドレスとパスワードを入力するのが、とても苦痛です。

パスワードはブラウザが提案してきた文字列を使用したので、スマホに保存されているパスワードを見つつoculusで入力する、という行ったり来たりが不便です。私が慣れていないだけかもしれませんが、VR環境で文字入力はしたくないですね。

[引用元 : door アプリ]


docomo open House 2022に降臨

ログインすると広い空間に自分が降臨。

他の来場者が表示されているのかと思いましたが、表示されるのは自分一人のようです。

向こうにウルトラマンが突き出たブースが見えるのでコントローラーの十字キーで進みます。

[引用元 : DOORアプリ,  https://openhouse.docomo.ne.jp/main/vr]


ウルトラマン リアルタイム モーションキャプチャー ラボ

ウルトラマンのブースに入ると、ウルトラマンが怪獣と戦っています。

これは「人間の動きをリアルタイムサンプリングしてアバターを動作させるデモ」。

[引用元 : DOORアプリ,  https://openhouse.docomo.ne.jp/main/vr]

感想は「ふ~ん」。

ウルトラマンも怪獣も本物の人の動きのようになめらかです。ウルトラマンショーで戦っているのと変わらないですね。

ということは、ほぼ現実に近く遅延もなく違和感なく自然に見る事が出来ていると言うこと。


これは凄いです。


次はバーチャル東京。

近未来な東京(渋谷~代々木あたり)に降臨。案内役が「バーチャルTOKYOへようこそ!」と説明をしている間に、ウルトラ怪獣が攻めて町を攻撃してきます。

[引用元 : DOORアプリ,  https://openhouse.docomo.ne.jp/main/vr]


「危ないので離れましょう!」といって案内役が坂を登って行くので、頑張って後を追いかけます。

左側でウルトラマンが戦っているのでそちらを見ると、道から外れて進んでしまい、ガードレールのない坂から落っこちてしまいます。

[引用元 : DOORアプリ,  https://openhouse.docomo.ne.jp/main/vr]


そうこうしている内に、ウルトラマンが怪獣を撃破。

東京に平和が戻りました。

2022年はこれだけですが、おそらく来年・再来年のバーチャル東京の展示は進化し、デジタルツイン的な展示になるのでしょう。

[引用元 : DOORアプリ,  https://openhouse.docomo.ne.jp/main/vr]


Volumetric Video Streaming

隣のPERFUMEに入ります。

[引用元 : DOORアプリ,  https://openhouse.docomo.ne.jp/main/vr]

最初はステージ上に3人が立っていますが、しばらくすると3人が歌とともに踊り出します。この時、何故かポリゴン風の描画になります。本当に目の前まで近づく事が出来き、ほぼくっつくことが出来たので「わざと」ポリゴン風に描画しているのかもしれません。本人が動いているところに密着できてしまうのは問題ありそうですよね。

[引用元 : DOORアプリ,  https://openhouse.docomo.ne.jp/main/vr]


バーチャル海外旅行2022

次は「バーチャル海外旅行」。グアムの旅行体験ができます。

この映像では手持ちカメラで少し手ぶれしている画像もあり、VRで見ていると酔いそうです。

また視点が動く描画もあり、うっ、と来ます。Youtube VRに上がっている360°動画などでは定点観測だったり視点の動きがゆっくりだったり配慮されていますが、このバーチャル海外旅行はまだこなれていない感じがします。来年に期待。

[引用元 : DOORアプリ,  https://openhouse.docomo.ne.jp/main/vr]


点群データを活用したバーチャル観光

次は点群データを基にリアルな空間を表示するデモ。

現実の環境を3次元スキャナでスキャンして、それを投影しているのだと思います。

[引用元 : DOORアプリ,  https://openhouse.docomo.ne.jp/main/vr]

離れている所から見ると自然に見えます。
が、近づくとポリゴンがハッキリ見えてVRだなと分かります。

このデモで表示している3カ所はすべて自然の環境。自然を描画するのは分が悪いはずですが、あえてハードルの高い自然で展示したところに意気込みを感じます。

レゾリューションが上がれば綺麗に見えることが予感できたので、今後に期待です。


3Dアバターを用いた表情伝送の取り組み

リアルなアバターって重要ですよね。

ビデオ会議で顔が見えていると圧迫感があるので、よりマイルドにするためにも「ほどほどリアルなアバターが」欲しいです。

で、このデモは、画像右側のドコモショップの店員さんが自宅から左側のアバターで接客しています。

[引用元 : DOORアプリ,  https://openhouse.docomo.ne.jp/main/vr]

左側のアバターに表情が出ます。

が、そもそも表情が控え目なのか、アバターも結構控えめです。

明るい表情ではあるのだけれど、結構淡々としているな、という印象。もうちょっとオーバーアクション気味にメリハリがあってもいいかもしれません。


講演ゾーン

次に講演ゾーンに行こうとしたところDOORのログインを求められ、何度かパスワードを間違えてしまったところアカウントがロック!

oculus上のソフトウェアキーボードが何故かチャタリングが発生し何文字も入力され間違いが頻発してしまいました。

断念!

[引用元 : DOORアプリ,  https://openhouse.docomo.ne.jp/main/vr]


まとめ

一言で言うと楽しかったです。

意外と「展示会に参加している」という気分は味わえました。

リアル展示会でもブースに掲示されているパネルがVRのブースにも掲示されているのですが、VRでもリアル展示会と同じようにパネルを一枚一枚歩いて見ていく自分に気づきました。気になったパネルを振り返ったり、リアル展示会と同じような行動をしてしまったのもおかしな体験です。

またブースに入る前にちょっと躊躇してしまうのも、リアル展示会と同じ。

意外と展示会らしく歩けました。

展示会場に展示員がそこかしこにいないのも、プレッシャーというか圧迫感もなく良かったかもしれません。自分のペースで見て回る事が出来て快適でした。ログインしたときに広い展示会場に一人、というのは寂しかったですが。

リアルな展示会と代替できる可能性は感じました。是非今後も続けて欲しいと思います。

問題は、oculus questが重くてクビが凝ることかなぁ。


以上、ドルフィンシステム福島でした。


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