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こんにちはドルフィンシステム福島です。
SDR制御をするPCを選定する場合、その要件に左右されるので一概にこれが良い、という提示は出来ません。結局の所、下記記事にあるように要件に応じたPCを選択することになります。
SDR/USRPに適したPCの選択方法
http://mikioblog.dolphinsystem.jp/2024/03/sdrusrppc.html
ですが2024年の今、
- USRP-RIO 1台をPCI Express接続したい
- 2台のUSRPを10GbE接続したい
- 高速に収録再生したい
という小中規模のSDR制御をオールインワンでかなえるPCが発売されました。
https://store.minisforum.jp/products/minisforum-ms-01
- 13世代 Intel CPU Core i9-13900H
- PCI Express 4.0 x16 スロット 1本
- 10GbE SFP+ が2本 (RJ45は2.5Gbpsが2本)
- RAID構築可能なM.2 NVMe スロットが合計3本搭載
- メモリは最大64GB
- USB 4.0が2ポート(収録データの吸い上げに最適)
いや言うことないですね。
MXI 拡張ボードを挿入すれば
USRPとPCI Expressも接続できて
10GbEも接続できます。
2chあるのでUSRP 2台と接続も出来ますし、1台のUSRPに2本の10GbE接続をして帯域幅を稼ぐことも出来そうですね。
M.2 スロットも3本あるのでソフトRAIDも組めます。
ドルフィンシステムでも2台ほど購入し使っておりますが、なかなか快適です。
すべてのUSRPとの接続方式が1台で対応しているPCは、このMS-01だけではないでしょうか。
- USRPを使用した収録再生
- SDRの制御PCとして最適
などなどの用途にも対応可能です。
vPROでリモートでオンオフやリセットも出来る!
MS-01はvPROに対応しています。
このおかげでリモート電源オンやリモートインストール、PCがフリーズしてもリモートで再起動をするなど高度なリモート制御にも対応しています。VPN経由で電源オンオフやリセットも出来るので在宅勤務時のリモート制御も心配ありません。
vPROに興味のある方は以下の連載記事を読んでみてください。vPROの管理機能が良く分かります!
【Intel vPro レビュー:第1回】リモートワークにvProを活用!個人で環境を作ってみた
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/vpro/1331703.html
制御PCのキーボードとディスプレイはどうするか?問題の最適解
MS-01はUSRP-RIOよりも幅も奥行きも一回り小さく、上にのせるとちょうどよく収まります。
USRPと小型PCを制御PCとして使うとコンパクトで収まりよくなります。
ですが、制御PCにはキーボードやディスプレイを付けなければ制御が出来ません。
昨年までは、
小型PC+キーボード+マウス+ディスプレイ
という構成でPCが小型でもディスプレイも大きくケーブルもふんだんに使った構成で納入していました。
しかし2024年の今、新たな最適解を提案します!
それは、
小型PC+ノートPC
です。
キーボードやディスプレイの代わりに低スペックでも良いので手軽なノートPCを用意します。
制御PCとノートPC間は1本のイーサネットケーブルで直結。リモートデスクトップで制御PCをノートPCから制御します。
リモートデスクトップなら、制御PCがWindows 11 Proであれば良いですしノートPCのスペックも高い必要はありません。
例えばこのレノボのビジネスノートPCであれば本体に有線LAN端子を搭載していますし、別途延長サポートも追加できるので、お客さまの保守に対する要望にも応えられます。
まとめ
- MS-01なら、PXI Express、10Gイーサネット(x2)、2.5Gイーサネット(x2)、USB 4.0と各種USRPの接続方式に1台で対応できる
- Core i9 13900H CPU
- メモリ最大 64GB
- 制御PCにディスプレイやキーボードは付けずに、ノートPCでリモートデスクトップで制御する
というわけで2024年最新のSDR向け制御PCの構成をご紹介しました。
以上、ドルフィンシステム福島でした。
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