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- 小型で低コストなSDR環境を作る!ラズパイ4でUSRP B200miniを動かす(1)
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- ラズパイとUSRPでどの程度の消費電力があるのか?バッテリーベンチマークをする
- ラズパイやUSRPと一緒に使用するGPSの選定(4)
ラズパイに接続したGPSから位置情報を取得する (5)
ラズパイを電源オンしたら自動的にGPSログを記録する (6)
ラズパイでロギングしたGPS情報をGoogle Mapにマッピングする方法 (7)
ラズパイでRSSI計測しながら位置情報を記録する (8)
今回は、ラズパイにUSRP B200miniとGPSを接続しLTE Band1 ( 2140MHz 20MHz BW)をRSSI計測をしながら位置情報も記録していきたいと思います。
前回 : ラズパイでロギングしたGPS情報をGoogle Mapにマッピングする方法 (7)
http://mikioblog.dolphinsystem.jp/2020/11/gps-7.html
構成図
構成のおさらいです。
前回までで、GPS→gpds→GPSログアプリという流れでGPS情報をファイルに保存することが出来ました。
これに加えて今回は、
- RSSI計測アプリを新規に導入して、USRP B200miniから取得したIQデータからRSSI値を計測します。
- GPSログアプリを改造し、GPS情報に加えてRSSI値をログに保存するようにします。
RSSI計測する
計測ソフトは、ドルフィンシステムが開発した収録&RSSI計測ソフトを使用します。
このソフトは、Linux/Windows上で動作するUSRP収録システム用のソフトですが、収録せずにRSSI計測だけも出来ます。
このソフトはコンソールアプリで、起動は下図のようにコマンドライン引数を与えて起動させます。
この引数では、2140MHz 20MHz BWを100ms間隔でRSSI計測します。
100ms毎にRSSI計測をして画面に表示しつつ、現在のRSSI値を/tmp/RFStatusというファイルに出力します。
ちなみに室内で収録したIQデータは下図です。レベルは低いものの、スペクトラムは見えています。
LTE Band 1 (ドコモ DL 2140MHz 20MHz BW)
RSSIと位置情報を同時に収録する
RSSIとGPSの位置情報を同時に収録するために、前々回作成したGPS情報を保存するスクリプト"getgps.py"を改造して、位置情報とRSSIを一行に出力するように改造します。
RSSI計測ソフトは、最新の計測値を/tmp/RFStatusに出力しますので、getgps.pyはGPS情報を受信したら、/var/RFStatusを開いて最新のRSSIを読み込み、ログファイルに出力するように改造します。
~省略~
前々回 : ラズパイを電源オンしたら自動的にGPSログを記録する (6)
http://mikioblog.dolphinsystem.jp/2020/11/gps.html
いざ収録へ
収録に必要な機材はこの通り。
ちょっと持ち歩くには不便です。
宅急便コンパクトの箱がちょうど良い大きさ。
ガムテープで機材を固定して、アンテナを外に出して完成。
アンテナが突き出ているなど違和感はありますが、これで持ち歩きも楽になります。
収録したデータの確認
ドルフィンシステムの周りを散歩してデータ取りに行ってきました!
ラズパイに収録したファイルをsFTPでPCに持ってきます。
ちゃんとRSSIも記録されているようです。
早速kmlに変換してみると、ちゃんと位置情報が記録されていました。
ですが、これは軌跡を表示しているだけでRSSIは表示していません。
本当なら、RSSIの大きさに合わせて軌跡の色を濃淡させるなどをしたいですね。
それは次回!
まとめ
今回は、RSSI取得を行い、位置情報と合わせて一つのファイルに出力しました。
以上、ドルフィンシステム福島でした。
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